超音波検査

腹部超音波検査

 腹腔内を超音波で検査するもので、腹部疾患の診断やモニタリングに使用されます。肝臓や胆のう、脾臓、腎臓、膵臓などの腹部臓器、大動脈や骨盤内の動脈・静脈などの血管、膀胱、前立腺や子宮などの骨盤内まで評価することが可能です。胃や腸などの臓器は、超音波検査では細部を調べることができないため、胃カメラや大腸内視鏡検査が必要になります。

 検査前は、最低6時間以上食事をお控えください。お水、お茶は飲んでいただいて構いません。

検査中、痛みはありませんので、力を抜き、深呼吸してください。検査部位によっては、短時間息を止めていただく必要がございます。お声かけしますのでご協力をお願いいたします。

甲状腺超音波検査

 甲状腺を超音波で調べる検査です。甲状腺機能亢進・低下症がある場合や甲状腺腫が疑われる場合に有効な検査となっています。甲状腺の状態によって、更なる専門の検査も必要性や診療の頻度を評価するためにも用います。検査前に絶食いただく必要はございません。また、検査中の痛みもありません。

頸動脈検査(頸動脈ドップラー検査)

 頸動脈の石灰化や狭窄を早期に診断するために行います。血管壁の状態から、血管系全体の評価を行うことができます。そのため、めまいや失神などがあった場合にも当検査を行います。検査結果によっては、神経内科をご受診いただき、追加の検査が必要になります。検査前に絶食いただく必要はございません。

 検査中は、仰向けで横になり、顎を少し上げた状態で行います。検査に伴う痛みはありません。力を抜き、リラックスしてください。

心臓エコー検査

 心臓の動きを調べる検査です。超音波画像により、心臓の形、心室の大きさ、心臓弁機能、心筋の厚さ、血液の流れやポンプ機能が評価できます。検査前に絶食していただく必要はありません。また、検査による痛みもありません。